微生物のお話し「君の名は。」篇

こんにちは。発酵りこです。

まだまだ大ヒット中「君の名は。」。

幅広い年齢層にキュンキュンくると話題、評判いいですね。

君の名は

 

わたしはてっきり、岸恵子さんがあこがれの真知子巻き(ご存じない方はこちら)している、すれ違いしまくりの男女から目が離せない母親世代に大人気だったメロドラマ、あの「君の名は」がアニメーション化されたのかと思っておりましたが、ぜんぜん違いましたーー!

 

さりとて、radwimpsも好きだし、新海監督の「君の名は。」にとっても興味あり。

我が子(長女)も友達と一緒に観に行きた〜いというので、見守りついでに映画館へ観に行って参りました。

 

※以降、文中にストーリーに関しての感想が少し含まれてます

 

わくわくとポップコーン2種盛り(キャラメルと塩バター)を食べながら拝見。

麦芽を発酵させた黄金色の飲み物は、途中トイレへ行きたくなるので自粛。

 

ふむふむ。

ほうほう。

 

左となりのムスメの友達は感動。

右となりの若い女性は感極まってハンカチで目頭抑えてる。

わたしはうんうん、面白かったぞ。

あれ? きゅん死にする予定だったのに。。おかしいなぁ。

それはさておき。。

 

そんな汚れちまったハートを持った私にも、激しく動揺する場面がありました!

 

それは劇中に

 

口噛み酒

が登場したこと!

 

これはめっちゃ上がる!!

 

口噛み酒(→wiki参照)はですね、お米をお口の中で噛み噛みして、容器にぺっと出して、それを熟成させてお酒にするという代物。

なんでお酒になるのかというと、口の中にあるでんぷん分解酵素アミラーゼを使ってお米を分解しブドウ糖を生成、ブドウ糖を野生酵母が分解しアルコールを発生させているんです。

古来から神事の為につくられた神聖なるもので、巫女さんしか作っちゃダメ。

その理由は、現代風の言葉で置き換えると

『母親から正常な常在菌をもって、大病を患うことなく育った若い女性の口内には最も混じりけのない健康な細菌集団が存在する』

から、だそうです。

 

お母さんのお腹の中では赤ちゃんは無菌状態であると言われていて、お腹の中から外界に出て来てはじめて、あらゆる菌や微生物たちと関わりを始め、その人それぞれの常在菌というものが確立されていきます。

 

それならば、巫女さんではなく、3歳ぐらいの子に口噛みしてもらって作った酒の方が、雑菌に侵される確率も少ないじゃーん、雑味なしで美味しいはず〜と思うところですが、もしかしたら細菌集団が必要だったのではなく、その時期に分泌される女性ホルモンが必要だったのかもしれませんね。

もしくは!もしかしたら!太古の人々は、常在菌が見えていた?!(もやしもん?)

映画「君の名は。」から漫画「もやしもん」に話しが移行。妄想が爆走、もうだれも止められないので、続きはまんまる食堂で。

この件に関して興味ある方、まんまる食堂お越し下さいませ。口噛み酒トークしましょう!

 

 

さて、作り方を知って

「自分で作れそう〜うわぁ作ってみたーい」と思った、

そこの貴方。

 

その気持ち、発酵りこも微力ながら応援したいのですが、
「酒類」を製造する免許が必要なのでそれをお持ちでない方で
万が一上手に作ってしまって1%以上のアルコールを含んでいたら!

酒税法違反です。

お気をつけくださいませ♡

 

口噛み酒のことは発酵基礎講座の中でよくお話ししてます。

一般的に日本酒というのは麹が持っている
デンプン分解酵素 アミラーゼを利用してお酒を造る訳ですが、
もし麹が日本になかったら…
もしかしたら口噛み酒でずっとお酒をつくっていたかも!?

 

日本酒

 

って、この先進技術が発達した現代であり得ない話しですが、

もし麹菌(アスペルギルスオリゼー)が日本に存在しなかったら、
日本の美味しい醸造物日本酒、味噌、醤油などは
存在しなかったと言っても過言ではありません。

そして、日本人は微生物たちと上手に共存して来たということ、
それを沢山の人に知って頂きたいです。

日本の醸造文化を義務教育のカリキュラムの中に
必須項目として5時間ぐらい組み込んで欲しいところであります!

おっと、「君の名は。」から随分話しが脱線してしまいましたが、
大ヒットした映画に発酵に関する事柄が登場したのは嬉しい限り♪

 

ではでは、よい発酵を!

 

 

hacorico

 


 

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■講師
発酵料理人 岩﨑里古
エディトリアルデザイナー、Webデザイナーを経て発酵料理の世界へ。
2015年より醸造料理人 伏木暢顕氏に師事。国立のまんまる食堂を拠点に発酵講座を開催し、毎週木曜日の発酵ランチをプロデュース。3児の母。

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